?消費税  安値販売の場合の課税標準は?

(H20.1月号掲載)

Q

当社は、自己の商品を通常の販売価格より安値で販売しました。この場合、消費税の課税標準はどうなるのでしょうか?

受付
A

原則としてその安値で販売した対価の額が課税標準となります。

消費税の課税標準は課税資産の譲渡等の対価の額とされています。また課税資産の譲渡等の対価の額とは、対価として収受し、又は収受すべき一切の金銭又は金銭以外の物、若しくは権利その他経済的な利益の額をいい、消費税額及び地方消費税額を含まないものとされています。この場合の「収受すべき」とは、原則として、その譲渡等に係る当事者間で授受することとした対価の額をいいます。

したがって、ご質問のように、通常の販売価格より安値で販売した場合であっても、その対価の額そのものが課税標準となります。

ただし例外として、法人が資産をその役員に対して著しく低い価額で譲渡した場合には、その譲渡の時における資産の価額に相当する金額(以下「時価」という)が課税標準となります。

この場合の「著しく低い価額」とは、法人のその役員に対する資産の譲渡金額が、時価のおおむね50%に相当する金額に満たない場合をいいます。

(説 例)

商品の本体価格1,000円 (税込み1,050円)のものを販売する際、消費税部分50円の値引を要求され1,000円で販売した場合

受取った1,000円が「課税資産の譲渡等の対価の額」とされ、この内に5%の消費税が含まれているという取り扱いをします。1,000円は本体価格953円(100%部分)と消費税部分47円(5%部分)から構成されます。円未満の端数は消費税部分を切り捨てます。

詳しいことは、税務の専門家である税理士にご相談ください(近畿税理士会 姫路支部)

http://www2.kinzei.or.jp/~himeji/