?個人が加入した生命保険契約の課税関係

(H20.4月号掲載)

Q

個人で生命保険に加入しました。保険金を受取った場合、そして支払った保険料は課税上どのように取り扱われますか?

受付
A

個人が生命保険金を受け取った場合には、契約者(保険料負担者)・受取人・被保険者の関係、死亡・疾病・傷害等の原因によって、@所得税・相続税・贈与税のどれかが課税される場合A非課税となる場合B医療費控除の支払医療費から控除される場合の3種類になります。

種類 契約者 被保険者 受取人 課税関係
1




相続税
2 相続税
3 所得税
4 所得税・贈与税
5 贈与税
6




所得税
7 贈与税
8 所得税
9 贈与税
10 贈与税
11 高度障害保険金、障害給付金、入院給付金は非課税
所得税の対象となる保険金(3・4・6・8)

契約者(保険料負担者)と保険金受取人が同一人である生命保険契約で、満期保険金または死亡保険金を受け取った場合は、所得税が課税されます。
この保険金を一時金で受取る場合は一時所得、年金で受取る場合は雑所得になります。

相続税の対象となる保険金(1・2)

被相続人(死亡した人)が契約者で、被相続人の死亡を保険事故として支払われる保険金は、相続税が課税されます。
上記の1は本来の相続財産となり、2はみなし相続財産になります。

贈与税の対象となる保険金(4・5・7・9・10)

保険料を負担していない人が、満期保険金または死亡保険金を受け取った場合は、贈与税が課税されます。

非課税となる保険金(11)

傷害を原因とする死亡を伴わない生命保険契約に基づく高度傷害保険金や、傷害または疾病に係る入院給付金等の保険金を受け取った場合は、非課税です。

医療費を補填する保険金

傷害等にかかる支払医療費がある場合には受取った保険金を支払医療費から控除します。

治療費15万円

入院給付金20万円の場合、医療費控除の対象となる医療費は0円です。

(15万円<20万円) 非課税額は5万円です


申告不要の保険金

生命保険契約で保険料を一時に支払うことその他一定の事項を内容とするもののうち、@保険期間等が5年以下のもの、A保険期間等が5年を超えるものでその保険期間等の初日から5年以内に解約されたものに基づく差益に対しては20%の税率(国税15%、地方税5%)の源泉分離課税が行われるため確定申告の必要はありません。

支払保険料

生命保険料を支払った場合には、支払保険料のうち@一般の生命保険料、A個人年金保険料の区分に応じ一定の金額が生命保険料控除として所得から差引かれます。

詳しいことは、税務の専門家である税理士にご相談ください(近畿税理士会 姫路支部)

http://www2.kinzei.or.jp/~himeji/