?内助の功(配偶者)への恩返し!

(H20.5月号掲載)

Q

最近になり、永年苦楽を共にしてきた配偶者の「内助の功」に、改めて感謝し、何か報いたいと考えるようになりました。配偶者に喜んでもらえる何か税制上の良い方法がありますか?

受付
A

生前であれば a.「贈与税の配偶者控除」、相続が生じてからであれば b.「配偶者の税額軽減」の制度があります。参考の上、活用されてはいかがでしょう。「制度の概要」は以下の[解説]のとおりです。

a.「贈与税の配偶者控除」制度
(1) 概要

夫婦間で居住用不動産又は居住用不動産の購入資金の贈与があったときには、贈与税の申告をすれば、基礎控除110万円のほかに最高2,000万円の配偶者控除が受けられます。

(2) 控除を受けるための要件
  1. 夫婦の婚姻期間が20年以上あること
  2. 贈与財産が国内にある居住用の土地や家屋であること
  3. 贈与を受けた年の翌年3月15日までに贈与を受けた土地や家屋に居住し、その後も引き続いて居住する見込みであること
(3) 控除を受けるための手続

贈与税の申告書に配偶者控除の適用を受ける旨を記載し、次の書類を添付して提出します。

  1. 受贈者の戸籍謄本又は抄本
  2. 受贈者の戸籍の附票の写し
  3. 居住用不動産の登記事項証明書
  4. 受贈者の住民票の写し
b.「配偶者の税額軽減」制度
(1) 概要

亡くなった人の配偶者が相続や遺贈により実際に取得した正味の遺産額が、次の金額のいずれか多い金額までであれば、配偶者に相続税はかかりません。

  1. 1億6,000万円
  2. 正味の遺産額に配偶者の法定相続分(子供がいる場合は2分の1)を掛けた金額
(2) 控除を受けるための手続

相続税の申告書に税額軽減(配偶者控除)の適用を受ける旨を記載し、次の書類を添付して提出する必要があります。

  1. 戸籍謄本
  2. 遺産分割協議書の写し又は遺言書の写し
  3. 相続人全員の印鑑証明書(遺産分割協議書に押印したもの)

詳しいことは、税務の専門家である税理士にご相談ください(近畿税理士会 姫路支部)

http://www2.kinzei.or.jp/~himeji/