?エコカー補助金 : エコカー補助金って収入になるの?

(H22.5月号掲載)

Q

私(甲)は個人で代行運転業をしていますが、昨年末営業車を廃車にし、同日新たにこれに代わるエコカーを300万円で購入しました。既に昨年の確定申告は済ませましたが、今年に入ってエコカー補助金15万円が振込まれました。この補助金は収入金額になるのでしょうか?

受付
A

甲さんが受け取ったエコカー補助金15万円は、国庫補助金なので、所得税法42条1項の規定により収入金額にはなりません。

エコカーに関しての税制には大きく分けて「エコカー減税」と「エコカー補助金」の二つがあります。「エコカー減税」は正式名称を「環境対応車普及促進税制」といい、排出ガスと燃費の条件を満たした車に対する「取得税」「重量税」「自動車税」の優遇制度です。「エコカー補助金」は正式名称を「環境対応車普及促進対策費補助金」といい、排出ガスと燃費の条件を満たした車の購入時に国から補助金が支給される制度です。

 「自動車税」の軽減措置は、平成22年3月31日までの新規登録車が対象でしたが、「取得税」の軽減措置は平成24年3月31日までの新規登録車が対象となり、「重量税」の軽減措置は平成24年4月30日までの期間が対象となります。

一方「エコカー補助金」は、昨年12月の第二次補正予算で平成22年9月30日まで期間が延長されました。また国土交通省による「エコカー補助金」だけでなく、地方自治体が独自に行っている「エコカー補助金」もあり、対象となるエコカーやその補助金額は地方自治体によって異なっています。

さて問題となっているこのエコカー補助金は、エコカー購入者に対し、経済産業省から委託を受けた「一般社団法人次世代自動車振興センター」を通じて交付されるものですが、この補助金は、国の予算から補助金として交付されるものですので、国庫補助金等として扱われます。

 国庫補助金等を総収入金額に算入しないという規定は、確定申告書にこの規定の適用を受ける旨、総収入金額に算入されない金額等の記載がある場合に限り、適用することとされています。

 したがって、交付されたエコカー補助金は、確定申告書に一定の事項を記載することにより総収入金額に算入しないでよいことになります。

<参考>

見出しの内容とは異なりますが、減価償却費の計算については、昨年の計算は、取得価額300万円を基礎として計算を行いますが、本年以後の減価償却費の計算は、国庫補助金等を総収入金額不算入とする所得税法42条1項適用後の取得価額285万円を基礎として計算した額になり、調整が必要となります。
また、法人についても同様の取扱いございます。


詳しいことは、税務の専門家である税理士にご相談ください(近畿税理士会 姫路支部)

http://www2.kinzei.or.jp/~himeji/