?上場株式売却損が生じた場合の申告方法等について

(H25.4月号掲載)

Q

個人が、平成24年の上場株式取引で売却損200万円、売却益130万円で赤字と黒字を相殺すると売却損が70万円残ってしまいました。また、それ以外に上場株式の配当を受取っておりますがどのように申告すればよろしいでしょうか?

受付
A

確定申告すれば、株式売却損(70万円)と同一年の「上場株式等の配当等」との損益通算が可能で配当等の源泉徴収税額の還付を受けることができます。  

解説

同じ年の株式売却益と相殺しきれず残った上場株式等の売却損失(赤字)は、確定申告すれば、同じ年に受ける上場株式等の配当・公募株式投資信託の収益分配金(黒字)と相殺(損益通算)でき、相殺した分、配当にかかる税金が軽くなります(配当等受取り時に源泉徴収された税金が戻ってくる)。ただし、配当・収益分配金は分離課税を選択して確定申告しなければなりません。総合課税(上場株式等の配当等を配当所得として申告し配当控除の適用を受ける)を選択した場合は損益通算できません。

また、確定申告する配当等はすべて「総合課税」かすべて「分離課税」のいずれかを選択しなければなりません。

「上場株式等の配当等」との損益通算した後、まだ上場株式売却損が残る場合は「確定申告すれば翌年以降3年間売却損失を繰り越す」ことが可能です。繰り越した売却損失は、 「翌年の株式売却利益」「翌年の分離課税を選択した上場株式の配当等」との相殺(損益通算)が可能です。
表

詳しいことは、税務の専門家である税理士にご相談ください(近畿税理士会 姫路支部)

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